最近の喫煙者の方は肩身が狭いですね。
ここも禁煙、あそこも禁煙、じゃあどこで吸えるの？
と思い禁煙してみましたという方が
いるのではないでしょうか。
そして禁煙をしたら、周りの皆さんから「太った？」
と言われてしまったなんて経験ありませんか？
今回はそんなタバコとダイエットの関係性を
お話していきたいと思います。
こんにちは。
栃木県塩谷郡の治療院『安昇接骨院』です。
40代からの下半身太りを根本から改善する
”歪みバランス矯正”の専門家
杉山昭文です。
厚生労働省の平成27年の統計で
習慣的に喫煙している人は18.2％で、
男女共にここ10年は減少しているそうです。
様々な理由で禁煙をしてみたら、
口さみしくなってついつい食べ過ぎてしまい
太ってしまった人がいると思います。
禁煙すると太る理由
・ニコチンの影響が薄れ、食欲が増してしまう
タバコに含まれるニコチンには食欲減退作用があり、
運動をしていれば痩せられる状態になります。
また、ニコチンによって血管が収縮し、
消化器官に血液が十分に行き渡らず、
本来の働きが出来なくなるのも、体重減少の原因です。
しかしニコチンの影響による体重減少はやつれる感じです。
食欲増進は消化器官の回復と思いますので、
いいことではありますが、かなりの体重増は気を付けたいですね。
・味覚が正常になって食べ過ぎてしまう
タバコを吸っている時は、
ニコチンにより味覚に関係している舌の「味蕾・みらい」
という細胞が正常に働かなくなり、
禁煙をすると正常に働くようになり、
食べ物もおいしく感じられて、
ついつい食べ過ぎてしまい太ってしまいます。
・ストレス
タバコを吸わない事がストレスになり、
食事量が増えてしまい、太りやすくなります。
・代謝の変化
タバコを吸っている時は交感神経が促進されて
心拍数が上昇するのでエネルギー消費が活発化しますが、
禁煙するとそのエネルギーが減るので、
太りやすくなります。
・消化吸収の変化
胃腸の血液循環の改善や腸内環境が改善され、
消化吸収が高まりやすくなるために、
太りやすくなります。
禁煙開始と食事制限を一緒に始めない
禁煙を始めると大体の人はストレスを
少なからず感じてしまいます。
そして食事制限でストレスを掛けてしまうと
二重のストレスになってしまいますね。
禁煙のストレスが少し和らいだ頃より
食事制限を始めてみましょう。
必要以上に食べ過ぎてしまう理由
・食事が美味しく感じてしまう
食事が美味しく感じてしまうのは、
身体が健康的になった証拠でもありますが、
これを続けていると太ってしまうので、
気を付けましょう。
・ストレス
イライラしたりしていた時などに
今まではタバコを吸っていたのが、
食事に変わっただけです。
その様な時はイライラを鎮められるように
身体を動かしたりして
イライラを抑えるようにしましょう。
・口寂しくて間食が増えてしまう
口寂しいとついついガムや飴、甘いお菓子、甘い清涼飲料水等
で紛らわしていますが、糖分の過剰摂取に繋がりやすいです。
口寂しくなった時は、
水やお茶などのノンカロリー、
低糖質でたんぱく質が摂れる
ゆで卵、するめ、昆布、チーズ、サラダチキン
などで代用してみましょう。
タバコによる肥満への影響
喫煙者のＢＭＩ値は低いが、
腹部周りの脂肪量は
非喫煙者よりも多い傾向があります。
喫煙は、男性ホルモンを刺激し
女性ホルモンの働きを弱めるので、
女性でも男性型の内臓脂肪型肥満になり、
多くのがんや心臓疾患の原因となって、
血液中の中性脂肪量が増加して
動脈硬化や脳梗塞のリスクが高まります。
冠動脈疾患のリスクについて
喫煙は冠動脈に及ぼす影響が大変高く、
身体の脂肪に例えると
１６０ｃｍの男性では40キログラム、女性では51キログラム
の脂肪が付いた状態と同じなので
狭心症や心筋梗塞などになりやすいです。
禁煙をして多少の体重増は致し方ないですね。
禁煙後の体重増は、禁煙直後です。
禁煙後の2～3キログラムの体重増は
エネルギーの多い食べ物を食べ過ぎていること、
運動不足で消費カロリーが増えないことが
原因と考えられます。
ただ、喫煙することと，
禁煙して2～3キログラムの体重増は
どちらがいいかは人それぞれです。
2～3キログラムの体重増はすぐに取り戻せると思います。
喫煙のリスクを考えてみてはいかがですか。
