キムチ鍋等辛い物を食べると発汗が良くなって
痩せやすいと思っている方も多いと思います。
しかし本当に辛い物を食べると痩せられるのでしょうか?
今回はそんな辛い物を食べても痩せられるかどうかについて
お話しをしていきたいと思います。
こんにちは
栃木県塩谷郡の治療院『安昇接骨院』です
40代からの下半身太りを根本から改善する
”歪みバランス矯正”の専門家
杉山昭文です
辛い食べ物は食欲増進になりますよ
辛い物を食べれば体脂肪を燃焼して
痩せられると思っている方はいるでしょう。
唐辛子の入っている料理は辛さを中和するために
砂糖を大量に入れてあったり、
白米を食べたり、
飲み物をたくさん飲んだりして
辛さを中和しようとします。
唐辛子の成分カプサイシンは
ただの水やお湯では溶けてくれないので、
激辛の物になると油を大量に入れないと
ザラザラして美味しくないので、
大量の油を使っています。
そして辛い物を食べると
辛み成分が消化器の粘膜を刺激するので
胃腸に送られる血液の量は増え、
消化液の分泌が促進される効果があるそうです。
唾液の分泌も促進されるので、
いつもより食欲増進に繋がってしまいます
唐辛子の成分カプサイシン
辛い物を食べると身体が熱くなり、発汗します。
これは食事をする時に使われるエネルギー量が増えて
カロリーを消費します。
しかしこのカロリーは微々たるものなので、
直接ダイエットには繋がりません。
医学的にはどうなの?
医学的には辛い物は脂肪燃焼効果は認められています。
人間の身体は運動すると最初に
糖がエネルギーとして使われて、
その次に脂肪がエネルギーとして使われます。
その為体脂肪を減らそうとしても、
糖だけが消費されて脂肪まで消費されません。
しかしアドレナリンが分泌されると
脂肪分解酵素リパーゼが活性化されて、
早い段階から脂肪が燃焼されて
体脂肪が蓄積されにくくなります。
このアドレナリンというホルモンの分泌を
促進させてくれるのが
「カプサイシン」です。
カプサイシンを摂ると
アドレナリンの分泌量が増加することにより、
脂肪燃焼が促進されるそうです。
ショウガの辛みは?
生姜に含まれる「ジンゲロール」という辛み成分は、
生姜を加熱したり乾燥させると
「ショウガオール」という成分に変化します。
このショウガオールは
身体の深部を温める効果や自律神経を
整えてくれる作用もあるそうなので、
新陳代謝も向上してくれるので
ダイエットに有効になります。
ショウガは辛み成分の刺激が強いので
1日10グラムを目安に摂取しましょう。
辛い物を食べただけで発汗すれば脂肪が燃焼して
痩せやすくなるのではなくて、
運動前に辛い物を摂取すると
脂肪が燃えやすくなります。
辛い物は摂りすぎると胃や腸を荒らしたり、
下痢や炎症に繋がったりしますので、
食べ過ぎには注意をして
バランスよく上手に摂って
ダイエットを継続していきましょう