ダイエットを始めて最初は順調に体重が
落ちていきますよね。
体重が落ちてくると嬉しいものです。
でもある時から何をやっても
体重が落ちなくなる時期が来た
経験があると思います。
えっ?なんでこんなに頑張っているのに
と思っている人は多いと思います。
つまりこの時期は停滞期です。
今回はそんな停滞期について
お話ししていきたいと思います。
こんにちは。
栃木県塩谷郡の治療院『安昇接骨院』です。
40代からの下半身太りを根本から改善する
”歪みバランス矯正”の専門家
杉山昭文です。
停滞期とその仕組み
停滞期とは身体のエネルギー消費量を少なくする
身体のセーフティー機能が働いている期間のことです。
身体のセーフティー機能のことを
ホメオスタシス(恒常性)と言います。
ホメオスタシス(恒常性)とは
身体の状態を一定に保つことでもあります。
体重が右肩下がりにどんどんと落ちていくと
身体は「これは危険だ」と感じてしまいます。
これ以上体重を減らさないように、
危険な状態にならないように保つ働きが
ホメオスタシス(恒常性)であり、停滞期です。
ダイエットを始めて1ヶ月以内に
体重の5%以上減ってしまうと、
ホメオスタシス機能が働いて
脳がこれ以上は身体に危険だと判断します。
ちょうどダイエットを始めて
1~2ヵ月くらいに停滞期が訪れるのはこのためです。
ダイエットをする時皆さんは
摂取カロリー<消費カロリーをしようとしますよね。
身体・脳はそのことを認識してしまうと
ホメオスタシス恒常性の維持機能が働き
停滞期となる仕組みです。
だからダイエットをしても体重が減らなくなってしまいます。
体重減が順調に進んでいるからこそ、
逆に停滞期がやってきてしまいます。
停滞期になる期間は?
その人によって個人差はありますが、
2週間~1ヵ月くらいは続きます。
ここで私は今停滞期で体重は落ちないんだと思って
楽な気持ちでいましょう。
そうすればまた体重は減りだしていきます。
停滞期を脱出する方法
・今まで通りのダイエットを続ける
停滞期に入ると体重はなかなか減ってくれませんが、
今まで通りのダイエットを継続することが大事です。
停滞期は身体のホメオスタシスが
身体の状態を一定に保とうとすることですから、
ダイエットを継続することにより
脳は前よりは少ないけど
安定してエネルギーは入ってきているので、
これが普通・一定なんだと判断してくれて、
身体のセーフティー機能・ホメオスタシスを解除してくれます。
そうするとまた体重は減り始めます。
つまり停滞期を脱出する方法は、
身体の仕組みと
痩せたいと思う忍耐強い気持ち
を持つことです。
問題点
落ちない体重にモチベーションを失い、
またドカ食いをしてしまい、
身体自体は栄養の吸収率が上がっていますので
リバウンドしてしまいます。
ここで挫折してしまうとダイエットに失敗してしまう
ターニングポイントになります。
停滞期にしてはいけないこと
・食事量をより減らす
体重が減らないからといって
もっと食事量を減らしてしまうと、
身体が飢餓状態と判断されて、
より痩せにくくなってしまいます。
・運動をもっとハードにする
体重が減らないからといって
運動をハードにするとホメオスタシスが働いて
より身体が危険と判断されて体重は減りません。
ケガに繋がります。
ケガをしてしまうと代謝量も落ちてしまい
痩せにくくなります。
停滞期にならない4つのポイント
・食事と運動の記録を付ける
簡単でいいので食事、運動、体重、体脂肪率の
記録を付けましょう。
そうすれば停滞期が分かりますので、
モチベーションの維持にも繋がります。
・目標期間を長めに設定する
急激なダイエットをすると停滞期になりやすく、
リバウンドしてしまう可能性が高いです。
緩やかに痩せる方が停滞期になりにくいです。
・チートデイを作る
1~2週間に1度チードデイを設けましょう。
1日だけたくさん食べる日を作っても
そこまでリバウンドはしませんよ。
ただ食べ方だけは気を付けましょうね。
・間食はゼロカロリーよりナッツ類
間食にゼロカロリー食品を食べると
栄養が足りないので、
ホメオスタシス機能が働きやすくなり、
停滞期が続いてしまいます。
間食にナッツ類にすると
よく噛むことで食べすぎを防ぐことも出来ます。
停滞期は身体の一時的な機能だと分かれば気分も楽になり、
その内に停滞期が過ぎ去り体重がまた落ち始めると
信じることができると思います。
今は停滞期なんだ、体重は落ちない時期なんだと思って、
ダイエットに励みましょう。