40代以降の人が膝が痛くなって
病院の先生に相談したら、
膝の状態はそんなに悪くはないですね。
体重を落とさないと痛みは
引かないかもしれないですね。
なんて言われた方は多いのではないでしょうか。
今回はそんな膝の痛みとダイエットの関係性
についてお話していきたいと思います。
こんにちは
栃木県塩谷郡の治療院『安昇接骨院』です。
40代からの下半身太りを根本から改善する
”歪みバランス矯正”の専門家
杉山昭文です。
摂取カロリーと消費カロリー
痩せる為には
摂取カロリーを減らして
消費カロリーを増やすことが大切です。
例えば60キログラムの体重の人が
60分ぐらい散歩した場合の消費カロリーは
190キロカロリーぐらいです。
ご飯一杯分（140グラム）が
約235キロカロリーなので、
60分歩いても消費されるカロリーは
微々たるものですし、
膝の痛い人が痛みを我慢して歩けば
余計に痛みが増強してしまう恐れがあるので
注意が必要です。
上半身だけの運動だけでは
消費カロリーもあまり増えません。
消費カロリーが減って
摂取カロリーが変わらなくても、
体重は増えてしまうかもしれませんね。
そこで極端な食事制限をしてしまうと、
逆効果に繋がりますよ。
消費カロリーを上げるには
消費カロリーを上げるには
足の筋肉を鍛えるといいですね。
脂肪より筋肉の方が消費カロリーは高いですし、
足には大きな筋肉もあります。
筋肉が1キログラム増えたときの消費カロリーは
13キロカロリー程しか上がらず、
脂肪は5キロカロリーしか上がりません。
膝が痛い人は足の筋肉を付けると
膝にかかる負担が減るので、
痛みが減少して、
活動量が増える
という相乗効果が期待できます。
筋肉 脂肪
体積は小さい 体積は大きい
消費カロリー多い ＜ 消費カロリー少ない
13キロカロリー 体積化 5キロカロリー
運動と痛みの関係
運動をすると痛みを起こす炎症物質が減少します。
そして炎症を抑える抗炎症物質も産生されるそうです。
さらに運動によって筋肉から
マイオカインというホルモンが産生され、
このマイオカインが
筋肉を太く、
骨を強くして
脂肪を分解
するそうです。
ですから膝の痛みによる歩行困難は
手術で治すことは出来ますが、
筋力低下による歩行困難は
手術をしても治らないと
言ってもいいかもしれませんね。
3つの鍛えたい筋肉
・大腿四頭筋
いわゆる太ももと言われている筋肉のことです
膝のお皿の上にあり、膝関節を伸ばす筋肉です。
膝関節に痛みが有る人は
基礎代謝を上げるためにも最優先に鍛えたい筋肉です。
・大殿筋
いわゆるお尻の筋肉です。
筋単体としては最大の体積を持っているために
基礎代謝を上げるためにも鍛えたいですね。
・下腿三頭筋
いわゆるふくらはぎと言われている筋肉です。
筋体積としては大腿四頭筋に次いで
人間の身体で2番目に大きい筋肉です。
積極的に食べたい食べ物とそうでない食べ物
積極的に食べたい食べ物
・魚類、大豆製品、鶏肉：高タンパク低カロリー
・ごま ：ゴマグリナンが脂肪の分解を促す
・生姜 ：血行促進
・野菜類 ：ビタミン・ミネラルを摂取
高タンパク低カロリーの食事を心がけましょう。
ほかにもエネルギーを作る為のビタミンや、
栄養素を骨や筋肉として利用するためのミネラル
なども合わせて摂取することをお勧めします。
そうでない食べ物
・ご飯、パンなどの糖質：食べ過ぎない
・揚げ物 ：太りやすいことや
油が酸化することで
膝の炎症を悪化させる
・果物 ：果糖は中性脂肪に変わりやすい
糖質を過剰摂取せず、
時間がたった揚げ物や、
一晩おいたカレーは
膝の炎症を悪化させてしまうことが
分かっています。
「ダイエット」は痩せることではなくて本来は
「食事療法（食べる物を選択する、カロリーを制限する）」
の意味だと思います。
肥満に対するダイエット・減量の本質は
「脂肪を減らす」ことであって、
筋肉や骨が痩せてしまっては、
基礎代謝が低下したり
関節にかかる負担が高くなって
痛みが出てしまう恐れがあります。
上側に重たいものがのっかっていれば、
下には負担が掛かりますよね。
無茶なことはしないで、
長い目で見て体重減、
膝の痛みを取り除いていきましょう。
