白米よりは玄米の方が身体にはいいよと
聞いてはいるが何がいいの？
と疑問に思っている人は多いと思います。
そこで今回は玄米が身体に良く、
ダイエットに繋がる理由とは？
についてお話していきたいと思います。
こんにちは
栃木県塩谷郡の治療院『安昇接骨院』です
40代からの下半身太りを根本から改善する
”歪みバランス矯正”の専門家
杉山昭文です
日本人は近年食生活が欧米化してきて
動物性食品を摂ることが多くなってきたので、
食物繊維の摂取量が極端に減って、
便秘や肥満、高脂血症などに
悩まされることが多くなりました。
玄米とは？
玄米とはお米の一番外側のもみ殻だけを取り除いて、
ぬか、胚芽を残したお米のことです。
私たちが普段食べている白米に比べ
食物繊維が8倍
ビタミンＥは約10倍
あります。
ぬかにしか含まれない
γ(ガンマ)ーオリザノールやギャバ
といった有効成分が含まれています。
ただしカロリーは白米と大体同じなので
食べ過ぎると太る原因になります。
玄米の栄養素
・食物繊維
便秘解消
身体の中の余分なコレステロールや糖分、
発がん物質などの有害物質の排出
糖尿病、心筋梗塞、肥満などの生活習慣病の予防
よく噛んで食べることで満腹感を得やすく、
食べ過ぎを防止する
腸内の善玉菌の増殖
・ビタミンＢ1
糖質をエネルギーに変換する
皮膚や粘膜の健康維持
疲労回復
新陳代謝の向上
・ビタミンＥ
ホルモンの分泌を促し
自律神経失調症や更年期障害の予防
老化防止
シミ予防
動脈硬化
生活習慣病の予防
血行促進
・フィチン酸
抗ガン効果
心臓、血管疾患の予防
・イノシトール
フィチン酸から作られて
脂肪肝
動脈硬化
カルシウムの吸収促進
コレステロール、血栓の改善
・フェルラ酸
ポリフェノールの一種で抗酸化作用
大腸がんの予防
・γオリザノール
コレステロールの低下
自律神経失調症
更年期障害
潰瘍
植物コレステロール
血中の悪玉コレステロールの降下
コレステロールの吸収抑制
生活習慣病の予防
糖尿病の改善
・ギャバ(ＧＡＢＡ)
ストレスを軽減して精神を安定
血圧、コレステロールの降下
アトピーやアレルギーに効果
玄米にはその他にも豊富なミネラル類も含まれています。
玄米ダイエットの効果
・腹持ちが良い
食物繊維をたくさん含んだ玄米は
膨張して胃の中に長くとどまるので
満腹感が長続きして間食等の
食べ過ぎ防止に繋がります。
・血糖値の急上昇を防ぐ
白米などの炭水化物や砂糖などの糖分を
たくさん摂ると血糖値が急激に上昇します。
そうなると体内で脂肪に変わりやすく
太る原因になります。
一方玄米は胃にとどまる時間が長いので、
消化吸収がゆっくりとなり
血糖値が急上昇せず、
インシュリンが大量に出ないので
脂肪が蓄えられず
肥満防止になります。
・デトックス効果
体外から入ってくる有害物質、
体内で発生する有害物質、
食べ物に含まれる微量の発がん物質
などを吸着して排泄を促す
デトックス効果が高く新陳代謝を高めます。
・美肌効果
・ビタミンＢ群による糖質の代謝を活発にし、
脂肪の蓄積を抑えます。
玄米を食べるときの注意点
玄米などの胚芽を持つ植物には
アブシジン酸という植物性ホルモンが
含まれています。
このアブシジン酸は人の細胞の
ミトコンドリアに影響を及ぼし、
活性化させると代謝力を落とし
免疫力を下げてしまいます。
炊き上げる前に長時間(6時間程度)
水にさらしておくと
アブシジン酸を発芽に必要な
ファゼイン酸に変化させ、
ファゼイン酸は膵臓に働きかけ
インスリン放出を促す成分なので
ダイエットに効果的です。
玄米に含まれているフィチン酸は
強力なデトックス作用を持つ成分ですが、
体内に必要な必須ミネラルである
亜鉛や鉄分と結合し
その他の不要分と一緒に体外に排出する
リスクが高まるので、
貧血症の方は要注意です。
早食いの人や胃腸の弱い人は
食物繊維に過剰反応して
不必要に外に排出しようとするので
蠕動活動が活発化して
お腹を壊す可能性があります
ダイエットは続けることが大事です。
玄米に変えたからといってすぐに
身体に変化が出るものではありません。
食効果は約半年以上が目安と言われております。
焦らず匂いとかで食べづらかったりしたら
白米とか混ぜるとかして
長い目でダイエット・健康になっていきましょう。
